今夜は満月

残念です~雲だらけです~
今年42回になるわが町の「お月見のつどい」も
今まで、お月様が拝めた夜は少ないとか。
台風や秋雨前線の時候ですもの、仕方がありませんねぇ。
会場にはわが町に伝わるお月見の飾りがしつらえてありました。
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我家のはこんな立派じゃなかった。
父はもっぱら十五夜にかこつけて飲むのが楽しみで。こういう行事を一番大事にしたのは
祖母で、朝から空模様を気にしていましたっけ。

野点のお茶席に招かれました。画像
おなつめ(お茶入れ)にはウサギさん。
形は、お餅を突く杵を模っているそうです。

ところで、ウサギさん。
明治5・6年、大変なウサギブームが起きました。
特にぶち模様や、変った目の色のが、法外な高値で売れたのです。
それで生活に困窮していた旧士族などのあいだで飼育が流行しました。
広い武家屋敷の下はウサギ小屋と化し、匂いだって相当なもの。
薬汁で毛を柿色に染めてしまうイカサマも出てくるありさま。
ところが、意外と繁殖は難しく、商売に失敗するものが続出。
あまりの乱脈加熱ぶりを懸念した新政府は
ウサギ1羽につき1円の税金をかけました。
ほどなく、ウサギブームはすっかり下火に。
さて、御用のなくなったウサギさんたちのその後は・・・
可哀そうに捨てられて、
戊辰戦争で荒れ放題の上野の山はウサギだらけになったそうな。
そんなとこに捨てるなよー、と侘しい気持ちになります。
しかし、野生化したウサギさんたちの上野山パラダイスも長くは続きませんでした。
下町に発生した大火災で多くの被災者が出て、あとは書くのは辛いーーー
つい先日、鏑木清方「明治の東京」で読んだばかり。
人間の身勝手もさることながら、
維新後の混沌とした世相も感じられて、しんみりしました。

明日はお天気がよさそう。
野外ステージでは天然理心流の演武も披露されるとか。
夜は市民によるシェイクスピア劇「ヴェニスの商人」も。
誰か知り合いが出るかなぁ。ちょっと見てみたいです。

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